大腸内視鏡検査、我が記録
大腸内視鏡検査は三回目になる。 今まで経験を記録する。

2021年2月5日内視鏡検診

2021年2月3〜4日避けてほしい食事(繊維の多いもの、消化の悪いもの(図1)

2002年1月市立病院

保険組合の便検査で潜血が認められ、大腸へのバリウム検査で凸部が観察された。
更に精密検査で、内視鏡を受けることになったのである。
10人くらいで検査を受ける。腸内洗浄が終わった順に内視鏡の検診を受ける。

腸内洗浄
経口腸管洗浄剤ペットボトル2Lを2時間かけて服用、
約200mLを飲み、ジャンプしたり、歩きまわって大腸を活性化する。
また、約200mLを飲み、同じように続ける。
トイレには何回か行く。
私は便秘体質のため腸内洗浄に他の人より時間がかかり、やっと褐色の水状の排便となり、 内視鏡検査を受けた。

同時に始めたのに一番最後になってしまった。

医師は髪を染めた女性医師で、「力を抜いて、力を抜いて」と言われたが、痛くて力を抜けなかった。
私はモニターを見ながらである。ポリープが2個切除された。
切除手術をしたので自転車で帰るのはダメといわれ自転車を置いてバスで帰る。

会社の○○氏がポリープ切除し、翌日ゴルフに行って下血したとの話を聞いていたので慎重にした。
無理な運動以外に外特別な注意は受けなかった。

2002年2月大学病院入院中

天疱瘡の入院時である。
皮膚がんのマーカーが出ており、便の検査で潜血が認められ大腸内視鏡検査を受けることになった。
一か月前に受けているので痔だと主張したのだが、外科医の診断で痔は軽いと診断され検査を受けざるを得なかった。
経口腸管洗浄剤ペットボトル2リットル、便意は出てこず更に2リットル、動けずベッドでの端坐のままで洗浄剤の服用なので便意を催さない。
結局、浣腸してから内視鏡を受けた。
モニターを見ていると、黄色くあちこちに便が残っている。恥ずかしい気分になるべきかもしれないが、体調の悪い状態での漠然とモニターを眺めていた。
腫瘍、ポリープは観察されなかった。


2015年大学病院

5月25日保険組合単科検診を受ける。メインは脳と肺のCTスキャン。
大腸検診用に便を提出。

6月 結果が出る。便検査一回目の便が+で、要精密検査となている。

6月 保険組合から医師と面談するようにとの手紙がくる。

7月21日保険組合の医師と面談。
大腸内視鏡の検診をどこで受けるかとの話で現在通院している大学病院への紹介状を書いてもらった。
洗浄剤は苦手の話をしたところ、あれは外国人向けの量で、医師も3リットル飲まないと洗浄できなかったとのこであった。

8月6日 紹介状を持って大学病院に行く。
消化器内科で受診した上でないと内視鏡は受けられない。緊急の場合は今日のうちに受診できるが、緊急でないので8月20日に診察を予約した。
内視鏡の場所が新しくなるので総合案内に寄ってから行くようにとのことであった。

8月20日消化器内科受診
内視鏡の日が9月10日に決まる。ここでも洗浄剤が苦手の話をするがどうしようもない。
洗浄剤が従来とは異なる。
下剤というより大腸活性化剤。
前日は繊維質は避け、消化の良い食事を8時までに済ませ、9時にピコスルファートナトリウム20ml2本飲む。
これは初めてだ。

モビプレップ、これも新しい洗浄剤だ。自分で水に薄め服用する。
自宅で服用してもよいし、病院で服用してもよい。但し500mlのペットボトルを持って行かなければならない。
トイレに自由に行けるので自宅で服用することにした。

9月10日

内視鏡前日、食事は制限され野菜さえ避ければ良いのだが、朝:ご飯と卵、昼:うどん、夜:ご飯のみと厳格な食事とした。 食事は夜8時までに終える。水、お茶、は可。
検査までの概要は画像の説明書をクリック。

9月11日
朝排便あり。
モビプレップ服用の詳細。

詳細は画像をクリック。
家を出る4時間前に飲み始めなければならない。
手順に従って薄めた洗浄剤を200mLを10〜15分かけて飲む、1時間に1Lが目安なので初めの3杯は15分かけたが、その後10分にした。
1L服用後、約500mLの水を同様に時間をかけて飲む。
更に200mL10分、200mL10分、この間出なくてもトイレに10回くらい行く。更に200mLの3分の1を飲んだ時、激しい便意を感じトイレに入ると明らかに液状の便となり、 更に一口服用すると透明に近い排便となる。休まず続けてトイレに3,4回入る。
この後水250mLを時間をかけて飲む。この間にもトイレに入る。完全透明な水状便になる。
説明書のほぼ実施例通りだ。
これですっきりしたわけだが、この後も時たま水状の排便あり。
従来の洗浄剤より優れている、これなら洗浄は確実だ。
家を出て電車に乗ってる最中便意を感じたらどうしようと心配したが、家を出る45分前にはおさまった。
問題なかったわけだが、水を飲む時間もあるので飲み始めを4.5時間くらいした方が安心できる。
これは飲んだ後、約0.5リットルが残っている。

内視鏡検査、今回は膝の上にもう一方の足の踵を載せるとか従来の体形での検査もあったが、痛かった。
今まで、内視鏡検査はともかく洗浄剤が大変だったとの思いがあるが、今回は真逆であった。
時間も倍くらいかかったのではないだろうか。
ゆっくりモニターを眺めることはできなかったが、完全に排便したつもりだったが、米粒の固まりが残っている。
結局ポリープを2個削除した。

9月24日
内視鏡の検査の結果を聴く。
ポリープを削除し、悪性でないことを確認。
ポリープを削除した場合、翌年も検査が必要であるとの規則になっているので、一応来年の7月21日9:30に消化器内科を予約。
痛かったことを訴えたのだが、大学病院は医学の研究期間でもあるので医師によって技術の上下がある。
医院の場合は熟練した医師が検査し、痛みが少ないと考えられるが、重度の疾病が観察された場合に対応できるかどうかでもある。
との説明を受けた。

2016年大学病院

2016年9月29日内科受診
内視鏡検診の予定を脊椎固定手術でコルセット生活になったので1年伸ばして来年にしてもらった。

2017年大学病院

2017年10月17日内視鏡検診
前日(16日)、朝:ご飯とインスタントお吸い物の汁、昼:月見うどん、夜:ご飯のみ、21:00 ピコスルファートナトリウム20ml2本水で薄め服用。
17日、午前5時頃大量の排便(一週間近く便秘だった)
家を出る4時間前に服用開始とあるが、1昨年の経験から4.5時間前に服用開始
モビプレップ
7:30 約200ml(実際は180くらい)、7:45 約200ml、8:00 約200ml、8:15 約200mll、8:25 約200ml

8:35 約200ml ▲、8:45 約200ml ▲、8:35 約200ml △、△〜◯
モビプレップ
9:05 約200ml △〜◯、◯〜△ 9:20 約100ml ◯、◯、◯ 一応200mlまで飲む。

9:30 200ml ◯

その後の排便、9:40 ◯、9:42 ◯、9:4 ◯、10:30 ◯、10:40 ◯、11:00 ◯、11:30◯
排便回数17回

12時に家を出る予定だったので4時間半前から服用を始めてよかった。
11:50のバスに乗る。

▲:通常の便に近い、液状。
△:通常の便が混じっている状態。
◯ほぼ着色はあっても透明な便。
内視鏡検診、ポリープ(線種)を2個切除。1個はごく小さいもの、もう1個は前回の取り残し?。
今回の検診は女性と男性の二人で男性医師が中心に検診治療、痛みは今までで一番少なかった感じである。
それで、こちらもモニターを見ながらである。

10月26日
内視鏡の検査の結果を聴く。
小さな線種があり、悪性でないことを聴く。
次回一年後は嫌なので、これで終了にし、問題がありそうな時は近くの病院で検査を受けることにした。
市立病院が現在建て直しているので、そこで検査を受けるつもり。但し、問題があったら。


2021年KA病院

2月5日(検査前日)
避けてほしい飲み物、アルコール、果肉入りジュース
おすすめメニュー(図1) 午後9時、下剤(プリセリド2錠、ラキソベロン内用液0.75%1本)を夫々、水200mlで服用
(ラキソベロン内用液0.75%、は前回服用したピコスルファートナトリウムの先発医薬品)
図1

2月6日検査当日
図2


昨夜の下剤が効いた排便、7:20、7:25、8:05

マグロールPを水に溶解し1800mlにしたものをコップ一杯ずつ15分おきに飲む。
マグコロールPはクエン酸マグネシウムを主成分とした薬剤で前回服用した二成分型のモビプレップと異なり扱いやすい。
なお、水に溶かすとやや濁った感じになり、そのうち透明になってくる。
図3


  8:00
8:15
8:30
8:40 一寸お腹に痛みを感じる
8:45
9:00
9:15
  便意 便、通常に近い@水含有
9:30
  9:35@、9:40@水含有
9:45
  9:46A、9:50A?、9:56我慢できない便意B
10:00
  10:06CD
10:15(余ったのがコップ一杯近くあり、飲む)
  10:36D、10:45D、10:45D、10、58D、11:20D、11:30D
図4


図のCくらいまでは洋式便器で分かりにくい。10:30以降、図5のDにしているが、全く透明という外観相だった、Eでいい。
。 排便がこんなにスムーズにいったのは初めてだ。

内視鏡検診結果、ポリープは観察されなかった。不思議なことに。
私もモニターを見ながらである。
軽度の憩室が観察された。
図5


トータル、排便はスムーズで、内視鏡挿入の痛みが少なく、今までの内視鏡検査の中でベストだった。
今まで、C病院で一回、K病院で4回、大腸の内視鏡検査を受けたことがあったが、いずれより痛みが少なく短時間で終わった。
痛いのに、「力を抜いて」といわれるシーンがあって、痛いので力を抜けるわけないじゃないかと思っていたものだが、今回はそのようなこともなかった。

年齢もあり、内視鏡検査もこれが最後になるだろう。そうありたい。