トイレの水漏れ


水漏ル
2023年12月、トイレを使用してないのに、トイレの便器の水たまりの右側が波打っている。
波打ってる音はしない、わずかのちょろちょろ水漏れである。
水漏れ、タンク内の水が少量ずつ漏れているのだろう。
ネットで調べると、ゴム玉の劣化が影響しているようであり、
ホームセンターでゴム玉を購入した。
黒色ゴムボール
古い黒のゴム玉を取り出し擦ると、表面の黒い汚れが微粉末となって落ちてくる。
これが原因かと納得、
ホームセンターでゴム玉を購入して交換することにした。
一応波打ちは小さくなった。
2024年2月
2月半ば過ぎ、便器の水たまり部の波打ちが多くなった。
元栓を止め、ゴム玉をガーゼできれいに拭いて入れ直し、再度元栓を開けたら 水たまり部に水がどんどん流れる。
水漏ル2月17日のことである
元栓を締め、タンクを開けると、オーバーフロー管が折れている。
ロータンク内部 オーバーフロー管
上から見るのでわかりにくいが、右側の図の赤線の部分辺りで折れたのである。
水が際限なく流れ出るわけである。

オーバーフロー管、ゴム玉の部分がセットとなったフロート弁を交換すればよいのだ。
価格はネットで5000円前後で高価ではない。
古い便器、ロータンクに適合するフロート弁がスムーズに手に入るか?
便器からロータンクをはずす?
フロート弁を交換する道具?
修理終えて、他の部分も含めて完全に水漏れなしできるか?
自分で修繕できる範囲ではない。
修繕は工事会社に頼むとして
修繕が終わるまでどうするか、トイレを利用し、終わった後に元栓を開けて流す、流し終わったら元栓を締める、面倒である。
仮の補修を考えた。
破断部分を接着すればよいのだが
ロータンク内部
破断部分上下を取り出すことは難しい。手洗い部のあるロータンクを取り外すのが難しい。更に逆さにして、黒いゴム玉も一緒にオーバーフロー管部を外す。
考えるだけでも嫌になる。
接着するかどうかも怪しげである。
この方法ではできそうもない。
但し、破断部はなんとかはまりそう。

オーバーフロー管上を取り出し、破断した先端に接着剤を塗布し、上から差し込み合わせる。
オーバーフロー管を差し込む 水は完全に抜けきらないタンクなので下の方はびしょびしょである。
位置合わせ 破断面はクリアーではなく、ぴったりするような感じではないので、合いそうな位置にマジックでマークを付けた。
錘を載せる それで押し込み、重し(デスクルーペ)を置き、1時間放置した。
完成  使えた!

接着剤はコニシ株式会社製のウルトラ多用途SUを使った。
ボンド多用途 ボンド多用途取説
その説明書き
成分がシリル化ウレタンで湿気硬化、水分で固まる、水、衝撃に強い。素材はおそらくABS樹脂で、フッ素樹脂ポリエチポリプロの類ではないので何とか接着する素材。 硬化時間は30分。

修繕は便器自体かなり古くなっているので、オーバーフロー管ではなく、便器を交換することにした。
問題なく、2週間後の修繕工事まで問題なく守った。
(守った、と書いて昨年亡くなった幼馴染の栗村守芳君を思い出し、ジーンとなった)。

便器交換工事でオーバーフロー管を外してもらった。
完成 完成  オーバーフロー管を外すにはかなりの力が必要で、接着部は剥がれてしまった。
接着部には汚れがある、それでもこれだけ維持できたのだから”良し”であろう。

完成 完成  この接着部をきれいにし、破断面がぴったり合うようにしてウルトラ多用途SUで貼り合わせたら、簡単には剥がれず、
オーバーフロー管破断の応急処6置には、 ウルトラ多用途SUが勧められる。
オーバーフロー管は滅多に破断するものではなく、私もこのタイプの水洗を使って50年、初めてのオーバーフロー管の破断であった。

参考
  https://chikakuno-suidoya.net/toilet/what-is-an-overflow-pipe/#index_id19
自分でオーバーホール管を交換することができないわけではない。

かってのマンション上階からの水漏れの記録