オーバーフロー管、ゴム玉の部分がセットとなったフロート弁を交換すればよいのだ。
価格はネットで5000円前後で高価ではない。
古い便器、ロータンクに適合するフロート弁がスムーズに手に入るか?
便器からロータンクをはずす?
フロート弁を交換する道具?
修理終えて、他の部分も含めて完全に水漏れなしできるか?
自分で修繕できる範囲ではない。
修繕は工事会社に頼むとして
修繕が終わるまでどうするか、トイレを利用し、終わった後に元栓を開けて流す、流し終わったら元栓を締める、面倒である。
仮の補修を考えた。
破断部分を接着すればよいのだが
破断部分上下を取り出すことは難しい。手洗い部のあるロータンクを取り外すのが難しい。更に逆さにして、黒いゴム玉も一緒にオーバーフロー管部を外す。
考えるだけでも嫌になる。
接着するかどうかも怪しげである。
この方法ではできそうもない。
但し、破断部はなんとかはまりそう。
オーバーフロー管上を取り出し、破断した先端に接着剤を塗布し、上から差し込み合わせる。
水は完全に抜けきらないタンクなので下の方はびしょびしょである。
破断面はクリアーではなく、ぴったりするような感じではないので、合いそうな位置にマジックでマークを付けた。
それで押し込み、重し(デスクルーペ)を置き、1時間放置した。
使えた!
接着剤はコニシ株式会社製のウルトラ多用途SUを使った。
その説明書き
成分がシリル化ウレタンで湿気硬化、水分で固まる、水、衝撃に強い。素材はおそらくABS樹脂で、フッ素樹脂ポリエチポリプロの類ではないので何とか接着する素材。
硬化時間は30分。
修繕は便器自体かなり古くなっているので、オーバーフロー管ではなく、便器を交換することにした。
問題なく、2週間後の修繕工事まで問題なく守った。
(守った、と書いて昨年亡くなった幼馴染の栗村守芳君を思い出し、ジーンとなった)。
便器交換工事でオーバーフロー管を外してもらった。
オーバーフロー管を外すにはかなりの力が必要で、接着部は剥がれてしまった。
接着部には汚れがある、それでもこれだけ維持できたのだから”良し”であろう。
この接着部をきれいにし、破断面がぴったり合うようにしてウルトラ多用途SUで貼り合わせたら、簡単には剥がれず、
オーバーフロー管破断の応急処6置には、
ウルトラ多用途SUが勧められる。
オーバーフロー管は滅多に破断するものではなく、私もこのタイプの水洗を使って50年、初めてのオーバーフロー管の破断であった。
参考
https://chikakuno-suidoya.net/toilet/what-is-an-overflow-pipe/#index_id19
自分でオーバーホール管を交換することができないわけではない。