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電源を入れてもパソコンが動かない
その修理の記録

わがパソコン、2005年組み立て
ケース:SCY-0311WH(Scythe)
M/B:D945 GNTLR(Intel)
 Chipset:945G Express
CPU:Celeron D336(Intel)→Pentium D915
メモリー:DDR2 SDRAM PC2-4200(ノーブランド)→3GIGA(05×2,1×2)
HDD:Deskstar 7K250 HDS722516VLSA80(Hitachi)×2
DVD:GSA-4147(LG)
OS:WindowsXP Home Edition→Windows7 Home premium

電源が入らなくなるまで。

スイッチ押すと、ファンが回って一寸動いて直ぐ止まる。
数日こんな状態が続く。

電源スイッチ
わがパソコンの電源スイッチ、例の○に|のマークはない。
5秒以上押し続けたら、問題なく起動。
数日問題なく使用。

電源が入らなくなる。

修理だ

電源スイッチが問題なのか、
マザーボードに刺さっているON/OFFのコネクターをはずし、
そこをショートさせる。
電源スイッチ
矢印の二つを針金でショートさせ、パソコンが動くかどうか観察するのである。
ここでパソコンが動けば、電源スイッチとそのコネクターがおかしいと判断できるわけである。
他のパーツはセットしたまま、赤の矢印の部分を針金でショートさせる。
ショートさせたが全然反応しない。

即ち、電源スイッチ及びそのケーブルには問題ない。マザーボードか電源ユニットに問題があるわけである。
大変なことになった。

@マザーボードへの24ピンのソケットのそばのLEDランプは点いている。
Aマザーボードの背面での漏電を考慮して、マザーボードをケースからはずす。
それでも全然反応なし。

電源ユニット(Scythe SCY-400A-AD12)のスタンバイ電+5VSBが出力するかどうかのチェック。
マザーボード用電源
マザーボード用電源

工具セット テスター
買っておいた工具セットとテスターが役に立つ。 テスターは電圧DCを選ぶ。

紫+5VSBと黒groundをテスターで確認したところ、5V出ている。
ここで電源ユニットに問題なし、ここでマザーボードがおかしいのではないかと、類似のM/Bの中古を購入し確認。
INTEL DP965LTCK、4000円台の中古である。

マザーボードDP965LTCK  マザーボードD945GNTLR
左が DP965LTCK、右が従来のD945GNTLR
ON/OFFをショートさせても全く反応せず駄目である。

再度電源ユニットをチェックする。
pinショート
緑(ON/OFF)と黒(GROUND)を針金で直結し、他のピンも出力できるようにし、テスターでチェックする。
黒ピンとカラーピンとの間の電圧を測定する。
黒ピンはどれを選んでもよい。
3.3V,5V,12V、5V,12Vは問題ないが、3.3Vのところがどこも2.8Vしか出ない。
2.8Vでどうなのか、ネットで調べても分からない。
これが問題なのか不明だが、考えた末に電源ユニットを購入することにした。
電源ユニット
ネットで調べて安くて評判のよさそうな、GIGABYTEのPoweRock 500W GE-N500A-C2、4000円以下で購入する。
この電源ユニットで問題なく起動した。
電源ユニットがはっきりと壊れていれば簡単に解決したものを!。

修理現場?

終わってみて、シリコーンペーストが行方不明になっている。

バックパネルなし バックパネルをはめ忘れたが、埃防止の意味合い程度のものなのでそのままにしておく。

SATAコネクター ハードデスクのSATAコネクターに両端に違いがないはずと思っていたが、
片方に金属がついている。良く分からないがそれをマザーボードにはめた。

修繕は自分で考えて進めたわけでなく、ネットを参考したのであって、下記がそのURLである。
http://manyuuzu.web.fc2.com/pc-ict-room/usefulinfo/pc/power-switch.pdf
http://www.s124.net/trouble/psfail.html(2016.10現在アクセス不可)

電源ユニットを開いたら、不良の原因が分かった。
電解コンデンサの液漏れであった(矢印)。
電源ユニット
電解コンデンサを購入し、半田で修理することも可能なのだろうが、素人にはかなりの手間なので廃棄することにした。

後日(2012.10.19)、
「通りすがり」殿からから下記のようなメールを戴き、
はじめまして。
偶然、電源ユニットのトラブルに関する記事を見ましたがコンデンサーの不良とされている部分の画像に対するコメントは誤解されていると指摘させていただきます。 共振対策で使われているボンドのようなものを・・電解コンデンサーの液漏れと勘違いされていると思います。

というわけで液漏れではなかった可能性は大きいが現物は廃棄してしまったので確認できない。