−原因の探求−
WさんのノートパソコンGIGABYTEの調子が悪いとのことで修理にとりかかることになった。
購入の際、関わりあったので一寸責任があり、修理には興味があるのである。
修理し動いたときのあの達成感が嬉しいのである。
5年の保障期間を設定したのだが数ヶ月前に期間が過ぎてしまった。
こんな状態になるのである。
起動が普通だったり遅くなったりして、動いている途中でこのような画面になるのである。
かってメモリー不良で交換したことがあり、2個のメモリーの入れ替えを試みたが変化なく、
メモリーには恐らく問題ない。
CPU不良、今までCPUの不良を経験したことがなく、CPUだったら、完全に止まってしまうだろう。
ここで、思いつくのは当然ハードデスクの不良だ。
起動スピードアップを試みてSSDタイプの120GのHDDを購入。
ハードデスクの取り外し
HDDの取り外し方
動画にしてYOUTUBEにアップした。
端を持ち上げるのがポイントだ。持ち上げるのがなかなか分からなかった。
ところが新しいHDDでOSを再インストールしたところ、途中でやはり上のような画面になってしまい、インストールできない。
その後、起動すると、初めから右側のような画面になる。
ネットで調べてみた。
合致するのが見つかった。
「画面の波線・しま模様 グラフィックボードの不良・故障
グラフィックボード(ビデオカード)の不良・故障によるトラブルに、画面に波線やしまが入るというものがあります。
一見すると、液晶の問題や接触の不良のような感じではありますが、このトラブルはグラフィックボードの故障でよくあることです。
グラフィックボードが付いていない デスクトップパソコンやノートパソコンでは、マザーボード上のグラフィック機能に問題が生じていることになります。
画面に波線・しま模様がはいると同時に、Windowsが起動しない、あるいはセーフモードでは起動するが正常起動はしないというトラブルも併発することがあります。
パソコンは画面に映し出す機能を、増設されているグラフィックボードやマザーボード上のグラフィックチップが担います。
パソコンの電源投入後に、画面が表示されているのはこれらのデバイスが正常に働いているためです。
しかし、このグラフィックボードやマザーボード上のグラフィックチップが故障したり、機能不全に陥ると当然画面表示には異常が出てきます。
その結果起こりうることとして最も多いのが、画面に縦線やしま模様がはいるというものです。これはデスクトップパソコン・ノートパソコン問わず起きます。」
また、こんなコメントも
「グラフィックチップの故障の線が濃いと思われ‥
この場合保証期間内であればいいんですがM/B交換した場合6万から7万の修理代になる事もあります。
見積もりを取ってから修理するしないを決めた方がいいと思います。」
まさにその通り、修理せず廃棄することにした。
但し、セキュリティの点からハードデスク、活用を考慮してメモリーとCPUを抜き取って廃棄処分。
−パーツの取り外し−
パソコン裏面、電池は外した。
左、取り外し前、右、メモリーを取り外し、ファン、クーラーを取り外したところ。
購入した店T社のリサイクルシステムの対象品であるので、無料で処分してもらえるる。
活用を考えるパーツ
cpu:intelT-7300、HDD:120G、メモリー:1G二枚
intelのボックス品は120GのSSD、GIGABYTEはハードデスクの故障と判断し換装スピードアップを狙ったものであるが、使わず仕舞いにになった。
−中古ノートパソコンの購入−
早速パーツ活用のための中古ノートパソコンの購入の検討。
T-7300の使えるソケットの種類でThink Pad,Versa PRO,Compaqの中古がありそうだが、チップセットなどの適合性もあるだろう、難しいなあと考えていたところ、
「小さいってことは・・」のブログの「T7300の使い道」を見て、HP Compaq 6710bに決めた。
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【良品中古】 HP Compaq 6710b XP Pro リストア済み
製品仕様
●CPU: Intel Celeron 540 1.86GHz
●チップセット: Intel 910GML Express
●メモリ: 1024MB PC2-5300 DDR2-667 DIMM (最大:2048GB)
●光学ドライブ: DVDコンボ
●HDD: 80GB
●ネットワーク :1000Base-T
●ディスプレイ:15.4インチワイド (WXGA)
●質量:約2.8kg
●OS: Windows XP Pro リストア済み!!
※筐体裏側にMicrosoftプロダクトIDシールが貼られています。
●付属品:本体、 ACアダプタ、電源ケーブル
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こんなスペックである。
表と裏
Windows XP Pro リストア済みなのだが、インストールされてないので、裏に貼られたIDをメモしてインストールする。
−パーツの換装−
問題はパーツの換装である。
背面の増設用メモリー、512Mから1Gに変更、これは簡単である。
キーボードの下にcpu、標準用メモリが入っているので、キーボードの外し方が問題である。
「T7300の使い道」のブログ、YouTubeが役に立った。
@、Aのキーボードの小さいマークがあるネジとBのネジをはずす。
4個プラスチックの出っ張りを手前に引くと容易に外れる。
キーボードはコネクターも外しスムーズに取り外せたが、上蓋を外せないとファンを外せず、ファンを外せないとクーラーも外せない。
狭い溝のところにマイナスドライバーを差し込んでねじ上げガリガリと剥がすように外すのである。新しいと手で持ち上げてはずせるようだが。
このDとCのネジを外すとファンが外せる。Eの4本のネジを外すとクーラーが外せる。
クーラーにかなり埃が溜まっているのでついでに掃除もできた。
cpuはFのマイナスネジを半時計方向に180度回すことにより取り外せる。
シリコーンペーストを用意したがフィルム状の熱伝導体が付いていたのでそのまま使ってcpuをセットした。
メモリも1Gに換えた。
システムがこのように変わった。
この後ハードデスクを120GのSSD(Intel製)に換えた。
開けると説明の絵表示があり、簡単にできた。
この後、XPからVistaにアップするのにかなり時間を取られた。
− Vistaのインストール−
GIGABYTEについてきたVistaのCDでインストールする。
windows Vista Home Premium の4桁×5のKeyコードの入力の画面がなくスムーズにインストールできるのである。
同じcpuだと入力が必要ないのか。
アンチウィルスソフトがSP2でないと対応しない。CDのVistaはサービスパックなしなので、SP2にするのにWINDOWS UPDATEではうまくいかず、
Microsoftのダウンロードのホームページでダウンロードする。
パフォーマンスはこんな状態、ビジネス用のPCなのでグラフィックが低いのはやむを得ないだろう。
これでGIGAYTEの不良がマザーボードによるものと再確認できたわけでもある。
2012.05に長町集真藍工房に提供したトッチー1号が6月(?)に故障したので、代替として、この HP Compaq 6710bを提供。
HP Compaq 6710b 2013.08故障。
どこが悪かったのか。
ハードデスクの入れ替えをやっていて気が付いたのだが、
このようにハードデスクの接続する本体側のピンが曲がってしまっていたためと考えられる。
元々曲がっていたのか。ハードデスクを入れ替えた際に曲がってしまったのか不明である。
これが本来の状態。
左の黒いプラスチックのケースの部分が取れて、判明したのである。
こんな風になったわけだ。
その後
ピンをラジオペンチで伸ばして、ハードデスクを嵌めたがハードデスクを検出しない。
諦めていて、2013.06に廃棄するかどうか考えて再度試みた。
ピンをグーッと上にあげて、ハードデスクを嵌めこんだところ、無事認識した。
この際ハードデスクにはwindows7をいれた。
ピンが曲がってはみ出て、ピッタリ嵌ったわけではないが、再度いじるとだめになる可能性もある(はみ出たピンは写真では分かりにくいが)
このままはーデスクの上をテープで抑え、裏蓋を嵌めその上を更にテープを貼った。
ハードデスクの位置がちょっとずれ、裏蓋はぴったり嵌らずこんな状態になった。見っともない状態だが、十分に動くのでこれで良しとする。
ちゃんと動いてます。