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白内障入院手術まで〜2004.09
右眼手術入院
通院診察 2004.11〜2006.07
左眼手術入院
通院診察 2006.09〜2008.07.07

白内障とは
通院手術の是非


通院 2001

9月
健保組合のシニア健診を受け、右目の眼底写真がうまく撮れなかった。
後から考えると、これが白内障の始まりではではなかったか。

10月
母を田舎に送り、田舎の朝の風景を見たとき、少し霞んで見える。浦和に戻ったら眼科へ行ってみようと考える。

10月
浦和市のN眼科医院にかかる、白内障の診断を受けた。
その時、白内障手術の話を聞いた、若い人でも過度の飲酒で白内障になる人がいる、手術は車の運転など仕事が関連している 人は早い内に手術する、短時間手術が普及しているが、網膜剥離、感染症の合併症を起こす例がある、アトピー性の場合、網膜剥離をを 起こす例が多い、東京のI眼科の技術は勝れている、などなど。
この日飲み薬をもらったが効果はなかった。
この医院には40代の頃、中心性脈絡網膜症でかかったことがある医院である。

通院 2002年

4月15日(天疱瘡入院中)
白内障は進む。老人性だが進行にはステロイドの副作用も考えられるとの眼科の診断。

年7月15日
眼球の観察のみ

通院 2003年

1月27日
視力は退院時より低下している。白内障で利き目の右眼の方が悪くなっている。
副作用で眼球が膨らみ近眼のような状態になり視力が低下している面もあるとのことであった。
手術はもっとステロイドが減ってからとのことであった。

7月28日
白内障の手術の話しを持ち出そうと思ったが、脚の不調の方が大きく、その話しはしなかった。
次の診察(12月)からは白内障の専門の先生にかかるようにとのことで曜日を替えてもらった。
眼は片目でもかなり機能を果たせるが、足の場合はそうは行かない。

通院 2004年

1月27
何時ものように、まず視力検査をし、それから診察。白内障は急ぐ手術ではないので、骨頭壊死の手術が終わり、 安定した頃が良いでしょうとのことであった。
眼科は今日から白内障専門の先生。
なお、視力は左が1.0右が0.2、実はこれ一寸変、左は近眼で従来0.2くらいなもので老眼になって良くなったか? 白内障の右は0.2で、数字の0.2はまあまあのようだが、大きな看板の字も読め取れない状態で、当然眼鏡では矯正できない。 なお、白内障は若干進んでいる。

4月2日(整形外科入院中)
右眼の周りに炎症があり、眼科に行く。ネオメドロールEE軟膏をもらう。なお、これで治らず、眼の不調は続く。

5月13日
眼及び眼の周りの炎症が治まりそうもないので予約外で受診した。
今までの経過
(入院中、右目、目頭がひりひりするような違和感あり。 4/2眼科受診、ネオメドロールEEをもらう。 塗っていたがまぶたにも炎症(?)ができる。 4/16ネオメドロールEEを中止する。 炎症が乾いた感じになったが、治まっていない。白い目やにが出ている。 4/28皮膚科に天疱瘡で受診し、眼の方もみてもらう。石鹸で良く洗いワセリンを塗るようにと言われ、実施する。 かさぶたの様なものはなくなったが、 5/6まぶたにかなり赤みが増す。 5/8ワセリンを中止する。目やにがどろっとしたものになってきた。)
をメモで伝え、診てもらったところ、鏡面上部に炎症があり、眼薬フルメトロン0.1をもらう。 これもステロイド系、ステロイドから逃れられない。
眼の周りの炎症は皮膚科の分野で、そちらで診察を受けるようにとのこと。 眼圧を計ってもらい、そこには問題がないとのことで安心。

5月26日
眼科受診、眼の充血は減少の様相が見られ、続けて点眼薬フルメトロン0.1をもらう。

9月15日
前回、前々回なかった視力の検査から始めた。視力は右(白内障)0.04左1.2であった。0.04と言えば、まあまあで眼鏡で矯正できそうだが、実際は看板の大きな字もぼやけて読めない状態である。 散瞳剤を点眼し、約30分後診察。
眼科はステロイド30mg服用でも手術はできるとのことで、手術を希望し、11月9日に手術の予定となった。
手術のための検査、心電図、レントゲン(胸)を実施し、採血、採尿を行った。
なお、入院は3日間で、大部屋を希望した。白内障がすっきりすれば、それだけQOLが向上する。

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右白内障
入院

2004年11月8日
今回の入院は日数が少ないので、一寸詳しく記す。
一昨日(土曜日)、病院の入院係よりTELあり、月曜日9:30〜10:00迄に来て下さい(入院)とのこと。
図
入院係に入院の誓約書を提出し、病棟に案内される。案内してくれたのは看護助手のSさん、2003.10.31に入院した時お世話になった方だ。
病棟のロビーで待ってると、今日入院の患者の話を聞こえ、白内障手術が多そう。大体が二泊で一泊の人もいる。
看護師のWさんに病室に案内される。5N病棟55号室、大部屋4人部屋である、3名が本日入院で白内障である、 差額ベッド料金は取られない。
既往症などを書いて置いた看護データベースを渡し、白内障手術のスケジュール表(上図)を貰う。
11:00より、白内障手術と網膜硝子体の患者約10名で、ロビーでY看護師より明日の手術の説明を受ける。さすが白内障関連は患者が多い。まとめて受けるというのは それだけ患者が多いわけだ。内容的にはスケジュール表に沿ったもの。
この後、病棟の案内があったが、私は入院経験ありってことで省略。

今日は教授回診の日で、13:00から始まった。科目によって教授回診は異なり、眼科の場合、ロビーに患者が集まり、順番で検査室に呼ばれ、 検査室には医局員でいっぱいで、教授が眼球の観察装置で覗き説明する、観察像はモニターに映される。
私の場合、眼球の端部も白く、かなり進んだ白内障とのこと。
担当医師はI先生とK先生、15:30よりK先生による視力などの検査があった。白内障の右目は眼底が見えないので、 超音波による観察を行い、手術後肉眼で眼底を診るとのこととなった。超音波では網膜剥離の有無が判り、網膜剥離はなかった。
散瞳剤で開いた瞳孔は灰色でかなり進んでるのが分かる。
この後、I先生とのインフォームドコンセントに関わる話があったのだが、I先生忙しくて20:00過ぎの話し合いになった。
眼球の模型などを使った話を聞き、一応納得し、ナースセンターにインフォームドコンセントの書類を提出した。

11月9日
手術当日、スケジュール表通り、点滴開始、。
部分麻酔なので、話しているのは聞こえるのだが、内容は理解できない。
ほぼ手術が終わった段階で血のせいか茶色っぽく手術のライトが見え、見える見える。
手術は超音波法で行い、人工レンズは左眼と同じ焦点距離ものを使用。濁った部分が多く予定より時間がかかった。
病室に帰った時は右図のように眼帯をしたまま。少し時間が経って眼の奥に痛みを感じ、痛み止め(ボンタール)を貰う。
15:30よりロビーに10数人集まり、術後の注意などを看護師さんからまとまって聞く。
手を洗ってから点眼薬を使う、点眼の際、上まぶたを触らず、下まぶたを下げてするように、 2.3週間は眼に水が入るので顔を洗わないように、シャンプーは上向きで行うようにとのことであった。
日中は眼鏡をかけ、寝るときはギッター(右図)をかけるようにとのこと。
ギッター 感染症及び手術した眼に触れないことに話がメインであった。なお、酒は控えめにしなさいといわれた。

11月10日
朝食が済んだすぐ後に眼帯をはずし、I先生の診察があり、問題ないとのことで、予定通り退院可。
なお、乱視があるといわれ、乱視ではないはずと話したところ、人工レンズの影響の可能性もあり、 安定してから再度診ることになった。

55号室、網膜剥離Oさん、白内障Iさんも退院、退院予定のISさんは網膜剥離が認められ延長となった。 眼科はどさっと入院、どさっと退院だ。

使用した薬剤 点滴:ソリタT3(ブドウ糖他)、セファミジン(抗生剤、合成セファロスポリン製剤)
検査用点眼薬:ミドリンP(散瞳剤)、ベノキシ−ル (表面麻酔剤)
継続使用点眼薬:クラビット(抗菌剤)、ジクロード(非ステロイド性抗炎症点眼剤)、リンデロン液(ステロイド系)
錠剤:メイアクト100(抗生剤)


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通院 2004

11月15日
視力検査→散瞳剤点眼→診察の手順を踏む。
右目の視力はヤマカンを入れて1.2で良好だが、乱視があり焦点が合いにくい点がある。充血もかなり治まり順調との診断だった。 外国人研修医(?)がおり、小生の眼を彼女も観察。

11月29日 視力検査はなく、散瞳剤、眼圧測定用の薬を点眼して受診。
順調で、もう洗顔も可とのこと、ギッターともお別れだ。 点眼薬も眼が充血した時に、クラビット、リンデロン液の二種を使用すればよく、点眼薬ともお別れ。
乱視も少し治まって来ており、1ヵ月後には視力も安定するので、次回診察で眼鏡を検討することになった。

12月27日 視力検査(1.5)、散瞳剤、そして診察。順調で、手術後現れた乱視は弱くなってるとのこと。次回の一月末の診察で、眼鏡矯正をする予定で、そうなればすっきりするはずである。 白内障の手術は簡単と言われているが、視力の安定などを考えると、結構時間がかかるものである。

通院 2005

1月31日
視力検査し、眼鏡作製用のレシペをもらう。
数値は遠用 右 SPH -2.5D CYL -1.0D AX 60°左 SPH -1.25D、近用 右 CYL -1.0D AX60°左+1.25 P・D 遠用 67mm 近用 65mm 遠近両用にするか、別々にするか、検討の余地あり、いずれにしても通常に見えるようになるか、有難い。 健康雑誌では読書用、TV観賞用、遠用と各種焦点を合わせて作る必要があると書いてあったが、遠用、近用だけで間に合うようである。 一応終了で次回は半年後(左眼の白内障の進行具合も気になるが)。

2月4日
W眼鏡店で遠と近を別々に作製。

10月31日 やはり生活の中で遠近両用の必要性を感じ、N眼科で視力検査。右眼は病院での測定時とほとんど変化なし。
左眼の白内障は進み、手術の時期との話であった。
眼圧14程度、ステロイドの副作用による緑内障の心配はなし。

通院 2006

1月30日(月、午後)
何時ものように、まず眼圧の測定、13,15で問題なし。次いで視力の測定をするのだが、右の方は簡単に測定し1.2の視力になったのに反し、白内障の左は山勘に加えて、視野の範囲の狭くなる眼鏡を使ったりし、何とか測定し0.8となった。
診察では0.8の視力があるので、手術はまだまだと医師が話していたが、無理やり測定した視力なので疑問を感じる。 曇ってるので不快感はあるし、かなり大きい看板でないと字が読めない状態なのだが。それにもましてさいたまのN眼科ではそろそろ手術が必要と言ってくれたんだが。 そう言えば正常だった時でも、0.2だったんだから、この測定の疑問について次回話してみよう。
また、この病院ではもっと重い患者が多く、私の場合などまだまだなのかも知れないと考えられる。入院していた時も同室者は網膜剥離を起こしたりで、普通の白内障の患者はいなかった。
自分勝手に機器で血圧測定したが正常範囲であった、11:48 136/80 83。

7月24日
白内障で手術した右眼に見える糸くず状のもの、虫のようなものは老人性の飛蚊症とのことで、一安心(?)。
ところで、左眼の白内障、進んでいるので、8/29に手術することになった。 そのために、心電図、レントゲン、採血、採尿して、入院予約の手続きを行った。
この病院では日帰り手術は行わず、2泊3日となる。その方が安心である。
なお、白内障の速い進行はステロイドの影響の可能性もあるとのことである。

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左白内障
入院

2006年8月28日
今回の左眼の手術は右眼(2004.11.8)とほぼ同じで比較しながら記す。
手術スケジュール
入院係は混んでいて3,40人待っている。前回案内してくれた看護助手のSさんがいたので声を掛ける。 入院係に入院の誓約書を提出し、病棟に一人で行く。
IDバンドを右手にはめ、身長、体重、血圧を測定後病室へ、56号室で前回は55号室であった。当然、大部屋の4人部屋である。
既往症などを書いて置いた看護データベースを渡し、白内障手術のスケジュール表(上図)を貰う。
このスケジュール表、前回のものと一寸違うが基本的には全く同じである。
白内障手術と網膜硝子体の患者約10名で、ロビーで看護師より明日の手術の説明を受ける。
病棟の案内は、私は入院経験ありってことで省略。

前回同様の教授回診あり。
私の場合、眼球の奥の方から白内障が進んでいるとのこと。
担当医師はIM先生とIT先生とO先生。
検査技師による検査、眼球の大きさを測るのに手間取る、その後、O先生、IT先生による検査。夜、I先生、O先生による手術の 説明があり、その時、生命保険関連の入院証明書の記載をお願いする。
以前はクラークまたは看護師を通してこの書類を提出していたが、直接医師に提出するようになったようだ。
手術の説明に一応納得し、ナースセンターに承諾書を提出した。
超音波による方法で、人工レンズはアクリル樹脂で右眼と同じ焦点距離のものを使用。

8月29日
手術当日、スケジュール表通り、点滴開始、。
部分麻酔で、話しているのが聞こえるる、内容も一寸わかる。
手術のライトが見えるが、前回のような赤っぽくはない。
手術は超音波法で行い、人工レンズは左眼と同じ焦点距離ものを使用。
材質はアクリル樹脂とのことである。
前回はロビーに10数人集まり、術後の注意などを看護師さんからまとまって聞いたが、今回はベッドで説明を受けた。
当然酒は控えなさいといわれた。
シニア水泳教室に申し込んであるので、水泳についても尋ねたが、一ヶ月は無理とのことであった。

8月30日
朝早くIT先生とO先生の眼帯をはずしての診察があって、朝食が済んだ後、IM先生の診察があり、問題ないとのことで、予定通り退院となった。
入院の費用が銀行のキャッシュカードで支払えるようになり、これは便利だ。

今回が最後の入院になるか。なお、今回は病室での患者どうしのコミュニケーションはゼロであった。

退院後使用の点眼薬及び錠剤 点眼薬:クラビット(抗菌剤)、ジクロード(非ステロイド性抗炎症点眼剤)、リンデロン液(ステロイド系)
点眼薬は朝昼夕と3回注し、3種類を一回に注すのではなく、5分以上の間隔をおいて注す。
錠剤(4日分):メイアクト100(抗生剤)、クリノリル100(非ステロイド性消炎・鎮痛剤)


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通院 2006

9月4日
だいたいどの科でも午後は専門外来で、私の受診するのは「硝子体網膜」となっている。 (皮膚科の場合は「免疫病」で、整形外科は午前の診察でも専門に分かれており「小児・股関節」を受診している。)
人工レンズにしてから一週間後の診察。診察は手術を担当したIM先生、隣の診察室は同じ入院時担当医師だったIT先生である。 視力、眼圧、正常で順調也。来週には顔を洗っても良いとのことであった。

10月30日
視力など検査の結果、安定してるようだが、更に一ヵ月後視力の安定を確認して、眼鏡作成のレシペを出すとのこと。それに従う。

通院 2007

1月15日
視力検査、散瞳剤点眼、診察、この順番だが、今日で眼鏡作成のレシピが出るので、視力検査は特別。 PC画面を見ての視力測定、乱視の測定、複視(二重視)の測定を実施、何時もの視力検査よりも詳しい。
前の受診者が1級2級の話しをしており、午前中内科に行ったとも言っており、糖尿病からのものであるのであろうか、病は外見では判らないものである。(例えば身障者2級視力0.02〜0.04)
眼鏡は、若干高そうだが、病院に入っているO眼鏡店で作成してもらうことにした。
来週の水曜日にはでき上がる予定である。

1月24日
できあがった眼鏡を受け取りに行く。視界良好である。

7月9日
半年振りの眼科検診。
前回同様、眼圧視力検査、眼圧、視力問題なし。散瞳剤を点眼、1時間後i先生の診察。
異状はなしとの診断

2008年7月7日
i先生はアメリカへ出張中とのことで、o先生の代診となったが、何ら問題なく、 今日で診察は終了とすることとなった。
出張で患者が少なくなった影響か、診察は早く終り、散瞳剤がかなり効いたままの帰宅となった。


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白内障とは

白内障とは
目の水晶体が白く濁る病気であり、後天性白内障は大きく下記のように分類される。

  • 老人性白内障
  • 併発白内障
  • 薬物原因白内障
  • 外傷性白内障
  • 放射線白内障など

    老人性白内障がほとんどである。納得しにくいのだが歳をとれば髪が白くなるように水晶体が濁ってくるのだと言われる。 この白内障には40代でも罹られる方もおられ、老人性の名称はやめて、加齢とか別の名称にして貰いたいものである。
    なお、天疱瘡関連では、
    治療薬ステロイドによる薬物原因白内障がある。
    ステロイド→糖尿病→白内障のルートも考えられ、併発白内障もあるといって良いだろう。
    また、ステロイドの服薬が老人性白内障の進行を速める場合がある。

    白内障の濁り方
    皮膜白内障 水晶体の端部から濁り始める。老人性に見られる一般的なもの。
    後嚢下白内障 後部から濁り始める。ステロイド白内障、併発白内障に見られる。
    核白内障 中央部から濁り始める。

    私の場合、天疱瘡の発症の頃(2001.10)、右目に白内障の自覚症状が出始め、天疱瘡由来のものかと思ったが、 単なる老化によるものとのことであった。
    なお、白内障の進行は速く、ステロイドによって進んだ可能性もあると医師は話していた。

    参考:白内障・緑内障/2002.4.25/山口達夫/双葉社

  • 白内障の
     手術について

    入院か通院か
     白内障手術はTVでも日帰り手術可能と手術の進歩が謳われ、駅の眼科医の看板でも見られる。
    実際、私の場合どうなるのかな思っていたら、二泊三日であった。
    前日の検査、術後の検査を考えたら、通院手術ではなく、入院手術が妥当と考えられる。
    老化による他の眼病の併発している可能性、手術の合併症としての感染症、網膜剥離を考慮すれば、やはり入院手術 であろう。
    井上眼科病院のHPを見たら、自宅が病院の近くだったら可能とあり、通常は入院のようである。

    私の場合、入院慣れ(?)して入院に抵抗を感じないせいもあるが。

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