工房整理の際、出てきた書籍類である。
他にもあるが、昭和初期を典型的に現しているものの一部を掲載した。
是非はともあれ、このような書籍が出回っていたのは事実である。賀川豊彦の著書にある吉村利雄は工房主の兄である。
特に警防日誌はページ数は少ないが注目すべきであろう。昭和17年2月4日から書かれているが、
同年の4月18日には警戒警報発令が記載されている。
アメリカとの開戦から間もないのにもう北陸の地が空襲を受けていたのかと思っていたら、片岡氏から訓練であるとの指摘があった。
開戦の初期に空襲を想定していたわけで、いずれにしても敗戦の意識がどこかにあったのだろうか。
町名も旧町名で八番町となっている。