天疱瘡入院まで |
尋常性天疱瘡入院 |
通 院 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2004年5〜 落葉状天疱瘡 |
2005年 |
2006年 |
2007年 |
2008年 |
2009年 |
2010年 |
2011年 |
2012年 |
2013年 |
2014年 |
2015〜2017年 |
2018〜2020年 |
尋常性天疱瘡とは | 落葉状天疱瘡とは | TV放映などに見る天疱瘡 |
私の天疱瘡関連の薬 | 血漿交換法 | 天疱瘡セミナー |
入院まで |
予兆
8月1日
10月初旬
10月中旬
11月中旬
12月下旬
2002年
1月11日
1月中旬
1月下旬
1月26日
1月30日
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尋常性天疱瘡入院 |
2002年 1月31日入院(病棟620)
セフゾン服用
S先生に疾病の説明を受ける。
2月1日
この包帯交換の手順をもう少し説明すると、
2月2日
2月4日
2月5日
包帯交換の前に雑菌を流すためにシャワーを浴びなさいとのことなのだが、痛くて浴びれず、形だけお湯をかける。
2月8日
2月10日
2月12日
2月13日
2月14日
2月15日
2月16日
2月18日
2月19日
2月20日
2月21日
2月23日
2月25〜27日
2月28日
3月2日
3月3日
3月4日
3月5日
3月6日
3月7日
3月9日
3月11日
3月12日
3月13日 3月16日S夫妻17日W夫妻見舞いに来る。
3月19日
3月21日
3月23日
3月25日
3月26日
3月28日
3月30日
4月1日
4月 4日
4月9日
4月10日
4月11日
4月12日 デスモグレン@/B 3/28:16/19 4/1:5.1/18.8 4/4:12.1/14.2 4/5:3.2/8.0 4/11:1.7/12.6
4月15日
4月16日
4月17日
4月18日
4月19日
包帯交換は医師看護婦5,6人で行い、1ヶ月半くらい続いた。
胃の薬も併用しているせいか、ステロイド類の胃への副作用なし。 入院中読んで参考になったもの きょうの健康3月号(NHK)特集膠原病・リウマチ治療最前線 天疱瘡治療における血漿交換 臨皮55(5増):125-130,2001 なめ猫ニュース(猪俣氏)のHPから闘病記のプリントアウト 簡単なメモを見て思い出しながらなので、曖昧なところ、日にちの前後に違いありそう。 入院余話。 毎日処置室でガーゼの交換、軟膏の塗布がある。その時は全裸になって処置を受けるのである。 大学病院なので週一回の教授回診があり、その時はベッドの上に全裸で仰向けに寝て、腹部にカーテンが降ろされ、上半身と下半身別々に観察される。 後日、同じ病院に入院したA氏と「裸になるのが慣れっこになってしまった」と語りあったものである。 |
退院 通院 2002年 |
退院直後、読んで疾病への理解が進んだもの 免疫「自己」と「非自己」の科学(NHK出版) 4月19日 22mg? 退院 ホッとするも、通勤等に不安を感じる。
4月24日 皮膚科 胸と脇腹に2mmくらいのポツッとしたものがあったので診てもらったところ、
胸は脂肪の固まりで脇腹は生検の痕だった。ステロイド 20mgになる。
5月7日 今日より午前中出社、今まで一本杖を使っていたが、杖なしでも通勤可。
5月8日 皮膚科 歯科口腔外科 5月13日 今日より終日出社
5月22日 皮膚科 18mg 歯科口腔外科 神経内科 6月5日 皮膚科
6月19日 皮膚科 17mg 歯科口腔外科 神経内科 6月26日 皮膚科 7月17日 皮膚科 16mg 7月31日 皮膚科
8月14日 皮膚科 15mg
9月4日 皮膚科(0?) 15mg(薬3weeks分) 9月18日 皮膚科(1.2) 14mg(薬3weeks分)、骨阻喪症の薬なし。
10月2日 皮膚科 14mg 入院時の看護婦のNさんが当番で外来におり、採血する。4週間に一回採血、採尿。
10月16日 皮膚科(2.4) ステロイド13mgになる。減量は順調、体重も減量しなくちゃ。
11月6日 皮膚科 ステロイド12mg、3週間で1mg減量、予想以上早い減量。
11月20日 皮膚科(4.5) ステロイド12mg、4週間分もらう。骨粗鬆症治療薬がベネット錠2.5mg
に代わる。新しい治療薬で効果的であるとのこと。 12月14日 近くのS医院でインフルエンザの予防接種を受ける。抵抗力が少ないはずなので、 接種が大丈夫なのか、一寸気になる。また、免疫抑制剤を服用しているので、インフルエンザに対する 免疫もちゃんとできるのか、これも一寸気になる。
12月18日 皮膚科 ステロイド12mg、4週間分もらう。年末年始の休みに入るので安全をみてとのこと。
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通院 2003年 |
2003年
1月15日 皮膚科 ステロイド11mgになる。順調な減量。12月に11mgにするつもりだったが年始年末の休みの間が心配なので12mgを継続したとのこと。
何時も先生以外に5,6人いるのが今日は2名。
2月12日 皮膚科 ステロイド10mgに減量、順調、順調。ステロイドの服用は朝食後のみになる。採血採尿あり。
3月12日 皮膚科 前回の血液検査の結果は陰性(4.2)、尿の検査も以上なし。ステロイド9mg
に減量、順調、順調、順調。
4月9日 皮膚科 口腔の診察と一寸問診、そして採血採尿、もらった薬を見たらステロイド8mg
に減量。この淡々した感じが大事だな。
5月7日 皮膚科 一寸問診、前回の採血結果は抗体価0.8/1.6、5以下は正常、まあ、ばらつきの範囲。余り数値にはこだわらない。
5月22日 左足不調で病院へ。まず皮膚科に行って受診、整形外科は学会で出払っているとのことで、神経内科を紹介され、受診する。
6月4日 神経内科、皮膚科、整形外科受診。神経内科では脊髄のMRIを観て、脊髄の表面の滑らかな部分が途切れ途切れになっており、
そこに神経が触れてるのではないかと説明。明日CT-SCANを受けることになった。整形外科は神経内科からの紹介の診察でMRIの
写真を見て、脊髄の神経が通る部分が狭くなっており、その影響かもしれないとの話であった。ここで過去の病歴も問われる。
6月25日 皮膚科(4.4/1.2) ステロイド5mg、あこがれの5mgついに達成。前回の採血の結果、全て異常なし。
7月23日 皮膚科 ステロイドは5mgで残念ながら8週間継続。5mgから先は長い。採血採尿あり。
8月20日 皮膚科通院、前回の血液検査は異常なしとのことで、ステロイド4mgに減量。
9月17日 皮膚科通院、ステロイド3mgに減量になる。医師より、歳でもあることだし骨折には要注意との言葉あり。
10月22日 皮膚科(1.3/4.2)、整形外科
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−狭窄症(?)入院− |
通院 2003.12 |
12月3日
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通院 2004年 |
2004年 1月7日 皮膚科、眼科通院。皮膚科では口腔を診てもらったところ、単にびらんがあるとのこと。 天疱瘡由来のものではなさそう。採血と採尿をする。プレドニゾロンは2mgと継続、イムランも100mgと継続。 眼科では何時ものように、まず視力検査をし、それから診察。白内障は急ぐ手術ではないので、骨頭壊死の手術が終わり、 安定した頃が良いでしょうとのことであった。眼科は今日から白内障専門の先生。 なお、視力は左が1.0右が0.2、実はこれ一寸変、左は近眼で従来0.2くらいなもので老眼になって良くなったか? 白内障の右は0.2で、数字の0.2はまあまあのようだが、大きな看板の字も読め取れない状態で、当然眼鏡では矯正できない。 なお、白内障は若干進んでいる。
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−発作性上室性頻拍入院− |
通院 2004.02〜 |
2月4日
3月3日
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4月26日 |
通院 2004.05〜 |
5月13日
5月26日
6月9日
6月14日
6月15日
6月19日
6月29日
7月7日
7月14日
7月28日
8月25日
9月22日
10月20日
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−白内障入院− |
通院 2004.11〜 |
11月17日
12月1日
12月15日
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通院 2005年 |
1月12日
1月14日
3月9日
(3月27日
4月6日
5月11日
6月15日
7月20日
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−特発性大腿骨頭壊死症右脚股関節置換術入院− |
この病院では揃えてる薬が異なっており、ステロイド剤はプレドニゾロンがないのでプレドニンを服用。 |
通院 2005.11〜 |
11月2日
12月1日
12月29日 |
−左白内障入院− |
2006.9〜 通院 |
10月19日
12月14日
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2015.1.9現在 使用中の薬類 |
<錠剤>
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症状 |
水疱が発生し、それが破れ、びらん化する(水疱が表皮の中にできるのが天疱瘡で、表皮と真皮の境にある基底膜の部分にできるのが類天疱瘡である)。
特に口腔内にびらんがあると食事が困難になり、そこから診察を受ける場合が多い。 | ||||
発症のメカニズム |
皮膚は細胞と細胞が蛋白質で結合してなる硬さのあるものである。 免疫に係わる疾患は次の三つに分類される。
抗体が全身に作用するものから、特定の器官に作用するものがある。全身に作用するのには強皮症、全身性エリテマトーデスなどがあり、
特定の器官に作用するのが橋本病、重症筋無力症などがこれにあたる。天疱瘡は皮膚に選択的に作用する疾病である。
日本における天疱瘡の研究は世界のトップレベルに位置し、「皮膚の医学」田上八郎著 中公新書1999.3.25には次のような記載が認められる。 治療方法 |
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基本的に次の4点がある。
ネット:信頼性高い情報 イラスト集T天疱瘡−難病情報センター 天疱瘡診療ガイドライン−皮膚科学会誌
患者数 |
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天疱瘡全体の医療受給者証の交付者数(H.15年度)は全国で3339名であることから、その中で尋常性天疱瘡は6割程度とみると
、約2000名程度と考えられる。なお、交付の申請をしていない患者がいることも考えられる。(平成20年度は4341名) |
症状等 |
天疱瘡には尋常性、増殖性、落葉状、紅斑性天疱瘡があるが、落葉状天疱瘡には中、軽症例が多い。
私の場合、顔、背に症状が出、特に顔にできたのがわずわらしかった。2004.06.09、落葉状天疱瘡の診断を受けた。基本的には尋常性であり、寛解に入り次の再燃でどうなるかは不明である。
寛解期(安定期)と再燃(リバウンド)について
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デスモゲレンの模式図 |
表皮は細胞と細胞がデスモグレン1(Dsg1)、デスモグレン3(Dsg3)などのタンパク質で結びつけられ形成されている。
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たけしの本当は怖い家庭の医学 2005.04.19放映 テレビ朝日 |
たけしの本当は怖い家庭の医学2005.04.19 −この番組は見損なったけど、口腔内の症状が顕著な天疱瘡の理解に役立ちそうなので、ネットからコピーさせてもらった。− 『本当は怖い口内炎〜恐怖の体内爆弾〜』 I・Jさん(女性)/ 49歳(当時) 主婦 韓流ドラマにはまり、ビデオに録画し、深夜まで一人で楽しんでいたI・Jさん。そんなある日、 口の中に染みるような痛みが走り、鏡でみると、左の頬の裏に口内炎が出来ていました。市販のビタミン剤を飲んでみると、 口内炎は消え、すっかり元通りになりますが、やがて新たな異変に襲われます。 (1)口内炎 (2)大きくなった口内炎 (3)1週間後、口内炎が消える (4)食欲がわかない (5)半透明の物体を吐く (6)首のただれ (7)背中のただれ
尋常性天疱瘡(じんじょうせい てんぽうそう)
「尋常性天疱瘡で命の危険にさらされないためには?」
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からだの読本2 昭和46年7月1日 (2刷) 暮しの手帖社 |
p635〜637
本書は昭和46年当時のもので、 現在は、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)も多種類のものが開発されている。投薬方法も多様化しており、その中で、 パルス療法は効果が高いものである。 また、血漿交換法の有効性も高く、この疾病で死に至るのは稀である。 「新・からだの読本」のヒフの巻が発行される予定があり、それにはどのように記載されてるのか、新旧比較してみるつもりである。 なお、現在の医療が進んでいても、さらに副作用の少ない優れた治療法の開発を願ってやまない。(管理人 トッチー) 病気とからだの読本2 | 昭和63年7月8日 暮しの手帖社
ヒフ炎、中高年のヒフ炎の項目はあるが、天疱瘡について記載はない。 |
毎日ライフ | 平成13年12月号 相談室 回答
天疱瘡は一般に難治性で長期間の治療を必要とします。しかし、経過がとても良好で、治療をやめても再発せず、
完治したと考えられる患者さんもたくさんいます。ぜひ、希望をもって治療を継続してください。 | (回答者 橋本 隆(久留米大学医学部皮膚科教授))
ネット関連ではHN番茉莉さん(米国在中)は落葉状天疱瘡になり2年後(2005年)ステロイドがゼロになった。治癒かどうかは
数年様子を観察しないと不明だが、ネット関連で知ってる方で治癒に近い状態になった方は初めてである。 新・病気とからだの読本1〜5 | 平成14〜15年 暮しの手帖社
天疱瘡について記載はない。
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新・病気とからだの読本第6巻 骨・筋肉と皮膚の病気 | 平成17年6月19日 暮しの手帖社
どの程度治療が進んだかを「からだの読本2」と比較する予定だったが、その後の暮しの手帖社本では天疱瘡についての記載はない。患者数が少なく治療も進んでるので記載が
ないのかも知れない。 | 大腿骨頭壊死症についての記載もない。 (免疫疾患の巻もないので、このシリーズでも天疱瘡の記述はないようである。 監修者は全員東大医学部卒である。 なお、このシリーズは平成14〜15年発行の5巻本とは一応異なることになっている。似たような題名でのシリーズがあり 改訂版なのかもはっきりせず、この点については暮らしの手帖社に疑問を感じる。)
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血漿交換法 |
血漿交換法は天疱瘡に有効な治療法である。 具体的には、片方の腕から脱血し、血漿交換した血液をもう一方の腕の血管に返血する方法で、 字句通り、血液中の血漿を正常な血漿と交換する方法である。すなわち、血漿中に含まれる天疱瘡の抗体を除去するわけである。 大きく3種類の方法がある。 1)遠心分離法 血液を遠心分離し、血漿部分を廃棄し、血球成分を洗浄後返還するとともに新鮮凍結血漿を供給する方法。 長所:手法が簡単、費用が安い、血液洗浄が可能、抗体除去率が高い。 欠点:有用な血漿成分までも失われてしまう、大量の新鮮血漿が必要となる、その血漿からの肝炎併発の危険性がある。 2)二重膜ろ過血漿交換法 2種類の膜孔の異なるろ過器を用いる。脱血した血液を大きな孔の膜を使い、血漿成分を通す。この血漿成分を小さな孔の膜を通し、 抗体の除去した血漿成分を血球成分と一緒に返血する。抗体に大きさがあり、その大きさの物質を除去するのである。 長所:新鮮血漿を必要としない、そこからの肝炎等の副作用がない、血小板減少が少ない、操作時間が短い。 欠点:血球の洗浄が出来ない、抗体価の減少率が低い、操作に熟練を要する。 3)Combination method 遠心分離法で血漿を分離後、その血漿を膜ろ過する。1)と2)を組み合わせた方法である。 長所:血球成分の洗浄ができる、新鮮血漿を必要としない。 短所:操作に熟練が必要、時間がかかる。 私が受けたのは1)である、1回やるのに2時間かかり、数日の間隔をとり、3回行う。両腕に針を刺した 姿勢で2時間じーっと待つ。 800ccを脱血(採血)し、遠心分離し血漿を取り去った後、正常な血漿を加え身体に返す。返したら、再度脱血しこれを何回か繰り返す。 このような方法なので血漿の全量が交換されるわけではない。 その間、当然、トイレには行けない。テレビを見せてもらえるので寝ながら見る。 何のダメージもなく、この治療を受けるのに抵抗は感じなかった。 血圧を測定しながら、血漿交換を行うのであるが、両手はふさがっており、血圧は足(脛のあたり)で測定する。
本邦では1979年、小川等(順天堂大学)により尋常性天疱瘡に用いられたのが最初である。 参考:天疱瘡治療における血漿交換、長冶順子、橋本隆、臨皮55(5増)125,2001
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受講報告 |
録画録音は一切禁止されているのでうろ覚えで、単なる私の感想であり、また講演者の了承を得たものではなく、勘違いもあると思う。 ○天疱瘡の概要 天疱瘡5000人、類天疱瘡25000人。 ○天疱瘡のメカニズム 抗体の働き方。尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡と類天疱瘡。 画像処理した顕微鏡写真で抗体の働く場所(角質/表皮細胞/真皮)がわかり易く紹介されたが、ここでは紹介できず残念。 表皮細胞は細胞と細胞から出ているタンパク質が手を握るように繋がっている。そのつながる部分を抗体が外すことにより発症するとのこと。 私としてはタンパク質分解酵素が活性化してタンパク質そのものを分解するものと考えていた。より明確になったということだろう。 類天疱瘡が重度の写真を示され、類天疱瘡も重度の場合 難病に指定すべきだというのが天谷先生の考え。確かに同じ系統疾病、予算がどうのこうので難病指定を考えてはいけないと思う。 ○診断基準 診断基準には種々あげられているが、 抗体の沈着した部位を観察する生検が決定的なものである。 ○検査方法 ELISA(イライザ)法より優れたものとして磁性デスパージョンを使ったCLEIA(クライア?)法が開発されている。後者の方が精度が高い。 測定方法により数値が異なる。 抗体価の数値と症状はパラレルな関係にあるものだが、人により同じ抗体価で症状が大幅に異なる場合がある。 これはその人の持つ抗体に強さ弱さがあり、起こり得ることなのである。 事実、抗体価数1000の患者がとんでもないことになっているかというとそうでもないのである。 私としては抗体に敏感というか、そのような体質も要因としてあるような気がするのだが。 何かもう一つの数値を導入すれば抗体価と症状の共通性が出てくるのではないだろうか。 ○最新の治療法 ステロイド剤、免疫抑制剤、血漿交換、γグロブリンに加えて、保険は効かないが、リキシマブ療法が紹介された。 免疫のT細胞に特異的に働く。 重症度の高い悪性リンパ腫に罹ったkさんfさんはこの療法を中心(?)にして回復した。 期待できる。 新しい免疫抑制剤としてミコフェノレート・モフェチルが紹介された。 従来の免疫抑制剤には副作用があり、私が服用したアザチオプリンはWHOのIARCで2013年グループ1にリストアップされたのである。 副作用が少ないのであれば好ましい。 ○従来の治療法 血漿交換、γグロブリン療法について 前者は抗体を減らし、後者は相対的に抗体を薄める療法であるとのこと。 私としてはそればかりでなく、免疫系に何らかのショックを与えるものと考えていた。 私の入院時、γグロブリン療法について説明を受けていたが保険が効かないのでこの療法を受けてなかった。 後から、γグロブリン療法を受けていれば特発性大腿骨頭壊死症から免れていたのかも知れないと一寸は後悔していたのだが、後悔するほどのものではなかったということか。 それゆえにリキシ療法が期待できるのである。 ○天疱瘡の重症度判定基準 国際的な新しい判定基準PDEIが紹介された。 より正確な重症度判定は適切な治療に繋がる。
受講して、内容は天疱瘡全体を概観するものであり、今までの細切れの知識が纏められた。
ステロイドに関して、減らすには5mgまでにし、これを継続する。またゼロにするには一日おきの服用にしてゼロに持って行く隔日投与法が天谷先生の考えである。
色々書いたが皮膚学会誌を丁寧に読んでいけば解ることなのだろうと思う。
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